理学療法士として長く働いていると、ふとした瞬間に
「以前より体力が落ちているかもしれない」
と感じることがあります。
例えば、
- 1日の終わりの疲労感が強くなった
- 患者さんの移乗介助が以前よりきつい
- 連続したリハビリ対応で集中力が落ちる
こうした変化は、年齢を重ねる中で自然に起こるものです。
ただし、この感覚が出てくると
「このまま今の働き方を続けられるのだろうか」と
不安を感じることもあるかもしれません。
そこでこの記事では、体力の変化を感じ始めたときに
現実的に考えられる選択肢を整理してみます。
体力の変化は多くのPTが経験する
理学療法士の仕事は、
- 移乗介助
- 歩行介助
- ポジショニング
- 長時間の立位
など、身体的な負担が比較的多い職種です。
そのため、40代に入る頃から
「以前と同じペースで働くのが難しくなってきた」
と感じる人は少なくありません。
大切なのは、この変化を
無理に否定しないことです。
体力の変化を受け入れたうえで、
働き方を調整していくことも一つの選択です。
選択肢① 職場内で役割を調整する
体力的な負担を感じ始めた場合、
まず考えられるのは 職場内での役割調整です。
例えば、
- 重介助の患者担当を減らす
- 書類業務や指導業務を増やす
- 後輩指導の役割を担う
など、業務内容のバランスを変えることで
身体的な負担を軽減できることがあります。
特に経験年数が長いPTの場合、
臨床技術だけでなく
- 教育
- チーム調整
- カンファレンス運営
といった役割を求められる場面も増えてきます。
こうした役割の変化は、
体力の負担を減らすだけでなく
キャリアの広がりにつながる場合もあります。
選択肢② 働き方を少し変えてみる
今の職場の中で調整が難しい場合、
働き方そのものを見直すという選択肢もあります。
例えば、
- 外来リハビリ
- 訪問リハビリ
- 回復期から生活期への移行
など、同じ理学療法士でも
職場によって業務の負担は大きく異なります。
ただし、転職を考える場合は
「体力的に楽そう」というイメージだけで判断するのではなく、
- 業務内容
- 移動の負担
- 書類業務
なども含めて、実際の働き方を確認することが大切です。
選択肢③ 働き方を長期的に見直す
体力の変化を感じたときは、
目の前の問題だけでなく
これからの働き方全体を考えるきっかけにもなります。
例えば、
- 臨床中心の働き方を続ける
- マネジメントに関わる
- 教育や研修に関わる
など、理学療法士としてのキャリアは一つではありません。
今の働き方が合わなくなってきたと感じる場合でも、
すぐに転職を決める必要はありません。
まずは
- 今の環境で調整できること
- 自分に合う働き方
を少しずつ整理していくことが大切です。
体力の変化はキャリアを見直すサイン
体力が落ちたと感じると、
どうしてもネガティブに捉えてしまいがちです。
しかし、その感覚は
働き方を見直すタイミング
を教えてくれているのかもしれません。
無理を続けるよりも、
- 業務の調整
- 働き方の見直し
- 将来のキャリア整理
を行うことで、長く理学療法士として働き続ける道が見えてくることもあります。
焦って答えを出す必要はありません。
まずは今の状況を整理しながら、
自分に合った働き方を考えていくことが大切です。
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